テレビや新聞を見ると、連日重苦しいニュースばかりが強調されて流れてきます。
だけれども、それだけじゃないはずです。
人と人とがふれ合ってその温もりを感じたら、必ずそこには笑顔が生まれる。
笑顔になれるニュースだって必ずあるはずなのです。
人を笑顔にしたい。笑顔のためにできることは、何でもしていきたい。
それじゃ、そのためにわたしに何ができる?
映画パッチ・アダムスを見た後、しばらくの間わたしはずっとそれを思い描き続けました。
わたしのやりたいことは、行き場のない心たちの居場所づくり。
そういう心たちが、笑顔で過ごせる場所づくり。
やりたいことや構想は山ほどあるのだけど、
何からやっていいのやら見当もつかずに思いだけが空回りしはじめていました。
自分にはいま、職業がない。だけど、やることはたくさんあって収拾がつかない。
ただ当てずっぽうに何もかも取り組んでも、みんな中途半端になってしまうだろう。
音楽教室を開くか?でも、それだけじゃ足りない。
家庭教師をやるか?それだけでも物足りない。
わたしの思いはたぶん、ひとつのところに結実する。
それは「人の笑顔」を中心にして、それに関わること。
いままでにある仕事の分類じゃ、はまりきれない。
わたしの持っているものすべてをみんなリンクさせながら、人の笑顔をプロデュースしたい。
笑顔、スマイル……それを一緒に広げていく人、仕事……コーディネーター……。
「スマイルコーディネーター」
そうだ、わたしは「スマイルコーディネーター」になろう。
人の笑顔を生み出すこと。それがこのお仕事のめざすところ。
そのために持っているものをいろんなところで発揮し、
持っているものをいろんな人にシェアし、
そしてそこに生まれた笑顔の輪を、どんどん広げるお手伝いをしよう。
そしていずれは自分の思いを実らせる、笑顔あふれる学校づくりをめざしていこう。
資金は、ゼロ。元手は全くないし、知名度もない。
場所もなければ具体的な動きも決まってない。
だけど、わたしには「笑顔」がある。
人を幸せにしたい、人と幸せになりたい、そういう情熱はだれにも負けない。
これがわたしの資金。これがわたしの元手。
何がどうできるかはまったくわからないけど、
「スマイルコーディネーター」としてできること探し……
まずは、ここからはじめよう。
スタートは、4月。
「教育公務員」という職名から、だれも知らない「スマイルコーディネーター」に転職。
それが、4月。
それまでまとまりのつかなかったわたしの思いは、
この職名が決まったとたんに一気に方向性を持って動き始めました。
「うつのくれた贈り物」
第三部「うつからはじまる明日」第6章"これがわたしの、めざす道。"
「6,わたしは、スマイルコーディネーター」より
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