2011年 1月 26日

1「ゆとり教育」はなぜ失敗したか。
(1)「勉強」と「学習」は全く違う。〜エジソン成功の理由

まなび

Photo : Midori Komamura

第1章でも触れたように、今でこそ発明王と称されるエジソンも幼い頃は「劣等生」でした。

どうやらエジソンは「学校の勉強」は得意でなかったし、科学理論に詳しかったわけでもなかったようです。けれど、なぜあれほど多くの発明で人に役立つことが出来たのでしょう。

彼が友人に残した言葉によると「自分は頭で(考えて)発明をしたのではなく、自然界のメッセージの受信機として宇宙という大きな存在からのメッセージを受け取り記録(=発明)していたに過ぎない」……のだそうです。

この彼の言葉からも、あの数多くの偉業は彼自身がいかに「イメージする力」と、それを「拡げる力」に支えられて成し遂げてきたのか、ということがわかります。

机の上でひたすら紙とペンを相手に計算していただけでは出来ない事だったのです。

彼は、幼い頃に学校からはみ出して教師からは劣等生扱い。だから彼の母親が彼を自らの手で学び導いたのだと伝えられます。(この真偽については様々な説があるようですが)

母親は、彼の好奇心に満ちあふれた「なぜ?」「どうして?」という質問の中に、彼がイメージしようとしていることを見取って、それを支え、拡げる教育をしたようです。

エジソンの母を伝える文では「いい点を取る子=いい子供」という感覚とは全く逆の理念を持ち、エジソンの力を見抜くことの出来なかった学校を「興味を持たせられない教え方が悪い」と辞めさせ、彼女自身がエジソンを教育しながら彼の「なぜ」「どうして」を解明しようとする姿に徹底的につきあった、といわれています。

(2に続く)

お勉強

Photo : Midori Komamura(my father)

1 「ゆとり教育」はなぜ失敗したか。

(1) 「勉強」と「学習」は全く違うもの。~エジソン成功の理由
(2) 「ゆとり」という間違ったイメージがぶち壊した教育再生への道
(3) ゆとり失敗の原因〜一番イメージできなかったのは教える側
(4) 頭が良くなる早道は「ちゃんと遊ぶこと」=「イメージの貯金」
(5)「記憶」を支えるのはイメージ。

2 「イメージ」は自ら学ぶ気持ちを育てる。

(1) なぜ?→【イメージ】→そうか、わかった!
(2) 「テストは楽しい」のイメージづくり〜実力点を出そう。
(3) 「学び」は究極の「遊び」
(4) 禁止から生まれるものは何もない。
(5) 「賢い子」を育てたいならまず親が学ぶ。
(6) 「イメージノート」を一冊持つ
(7) 「コマちゃん」誕生秘話

3 「イメージ」で国語の力をつける。

(1) 漢字はひとりひとりの人間と同じ。
(2) 文章を書くには「役者」になろう。
(3) 毎日の生活で国語の勉強は出来る。
(4) 「固まりトレーニング」

4 「イメージ」で数学(さんすう)の力をつける。

(1) 計算がわからなかったら数字に置き換えて考えよう
(2) 文章問題は「数学語」に訳して考えよう
(3) 頭で考えないで紙と鉛筆に考えさせる。
(4) 等式は上皿天秤
(5) 分数ってとっても便利

5 「イメージ」で英語の力をつける。

(1) 英語に訳す前に、まず日本語を英語的日本語に訳そう
(2) 並び替え問題は、プラモデル作りと同じ。
(3) 長文問題は比べっこ。
(4) リスニングは必死で聞かない。
(5) 英語が上達したかったら音楽を学ぼう。

6 「イメージ」でテストの点をアップさせる。

(1) テストはパズルと同じ。
(2) テストはかくれんぼと同じ。
(3) テストは根比べと同じ。

目次

記事

PROFILE

駒村みどり
【すまいるコーディネーター】

音楽活動(指導・演奏)、カウンセリングや学習指導、うつ病や不登校についての理解を深める活動、長野県の地域おこし・文化・アート活動の取材などを軸に、人の心を大切にし人と人とを繋ぎ拡げる活動を展開中。

信州あそびの学園 代表

Twitter:komacafe 
HP:コマちゃんのティールーム
  信州あそびの学園

facebook:Midori Komamura
     信州あそびの学園
笑顔をつなぐスマイルコーディネーター

アメブロ:【うつのくれた贈り物】


WebマガジンNgene特派員
(長野県の文化、教育、地域活性化などに関わる活動・人の取材)
【羅針盤】プロジェクトリーダー。

詳細は【PRPFILE】駒村みどりに記載。

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